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千葉商科大学、福祉施設で栽培したトマトでオリジナルビールを開発 10/18~販売開始 - 大学ジャーナルオンライン

 千葉商科大学人間社会学部の勅使河原隆行教授ゼミナールは、商品開発を通じて地域活性化に貢献したいとの思いから、千葉県内の福祉施設で栽培したトマトを使用し、オリジナルクラフトビール「ルビール」を開発した。2021年10月18日(月)から市川市内の酒類取扱店4店舗で販売を開始する。

 勅使河原ゼミでは、地域活性化や復興支援をテーマにソーシャルワークの視点を踏まえた商品開発などの活動を行っている。これまでも、千葉県産の原料を使った商品や、東日本大震災後の親子支援、新型コロナウイルス感染症の最前線で闘う医療・福祉関係者への思いを込めた商品などを開発してきた。

 今回のビールづくりには勅使河原ゼミの3・4年生38名が参加し、コンセプトの決定から使う野菜の選定、ビール工房や福祉施設・販売先との交渉、ラベルデザインに至るまでを手掛けた。

 「ルビール」には、千葉県内の障害者福祉施設、社会福祉法人佑啓会ふる里学舎蔵波が栽培するトマトを使用。地域活性化はもちろん、障がい者が生産に関わる野菜の販路拡大により、障がい者の就労支援や廃棄(食品ロス)対策につなげ、農福連携の後押しをする。

 開発テーマは、トマトの花言葉でもある「感謝」。商品名である「ルビール」は、トマトの赤を愛の象徴である宝石ルビーに見立て、コロナ禍で改めて気づいた愛や感謝の気持ちを表現した。丸ごと潰したトマトを入れて醸造し、フルーティな香りと小さな果肉が入っているのが特長。少しトマトの青みを感じる味わいは、口当たりがさわやかですっきりとしている。苦みも少ないため、普段ビールを飲まない人でも飲みやすく、食事と一緒に楽しめる。

 「ルビール」は、1本630円(税込)。千葉県市川市内の原田屋行徳店、リカージャック富浜店、リカージャック原田屋市川店、株式会社CUC サポート、以上4店舗で販売する。初回は小ロットでの生産(150本)となるが、販売実績に応じて徐々に生産量を増やすことを検討している。今後は、野菜以外にも季節ごとに新しい味のビールを開発していく予定。

参考:【千葉商科大学】学生たちが地域・福祉・農業・酒類業界を元気に!福祉施設で栽培のトマトを使用したオリジナルビールを開発(PDF)

千葉商科大学

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