Warning: include(crawler/jobboard.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/univdev/univdev.wpx.jp/public_html/wp-content/themes/univ-journal/functions.php on line 284

Warning: include(): Failed opening 'crawler/jobboard.php' for inclusion (include_path='.:/opt/php-7.4.33-2/data/pear') in /home/univdev/univdev.wpx.jp/public_html/wp-content/themes/univ-journal/functions.php on line 284
心不全改善につながる新たなメカニズムを解明 - 大学ジャーナルオンライン

 千葉大学大学院医学研究院の真鍋一郎教授、自治医科大学の永井良三学長、東京大学大学院医学系研究科の藤生克仁特任助教、九州大学大学院理学研究院の岩見真吾准教授の研究グループは、心不全に関わる新たな臓器ネットワークと心不全発症の鍵となるタンパク質を発見した。

 日本において心不全患者は増加し続けており、新たな治療法の開発が望まれている。今回、同グループは「心臓-脳-腎臓」をつなぐ新しい臓器のネットワークを見いだした。これは「心臓に負担がかかると、脳と神経を介して腎臓が活性化され、腎臓から放出された生理活性分子が心臓の機能を維持する」という一連の連結機構である。実際、この流れがうまく働かないとマウスは心不全を発症するようになる。

 さらに同グループは、心臓への負担が増加すると、心筋細胞の働きを助けるタンパク質「アンフィレグリン」が分泌されることを見いだした。アンフィレグリンが働かないマウスは心不全になりやすく、逆にアンフィレグリン投与により、心不全マウスの症状が改善されることを発見した。

 この心不全発症の鍵タンパク質「アンフィレグリン」と一連の臓器ネットワークの発見により、心不全や慢性腎臓病といった疾患の新たな治療法の開発が期待される。

論文情報:【Nature Medicine】A heart–brain–kidney network controls adaptation to cardiac stress through tissue macrophage activation

東京大学

明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

千葉大学

次世代を切り拓く人材を育成。世界に輝く未来志向型総合大学へ

千葉大学は、10学部と7研究科・学府、多数の附属施設のもと専門的な知識や技能及び高い課題解決能力とともに、高い知性や倫理観と豊かな人間性を備え、学際的な視点で国際的に活躍できる人材の育成をめざしています。その基盤となる教養教育の充実と教育活動の国際化を積極的に[…]

九州大学

未来を切り拓く「総合知」を生み出し、社会変革を牽引する大学

九州大学は、12学部19学府を擁する基幹総合大学。世界最高水準の卓越した教育研究活動を展開し国際的な拠点となり得る「指定国立大学法人」として指定を受けました。これまで培い蓄積した人文社会学系から自然科学系、さらにはデザイン系の「知」を組み合わせた「総合知」によ[…]

自治医科大学

Avatar photo

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。