文部科学省は、2016年度国公立大の入学者選抜試験概要をまとめました。入学試験を実施するのは166校575学部で、2015年度に比べ、学校数は同じですが、学部数は12学部増えました。募集定員は12万4753人と、2015年度より272人少なくなっています。京都大、宇都宮大、福岡女子大がAO入試、東京大が推薦入試を新たに導入します。
文科省のまとめによると、大学入試センター試験の教科数では、5教科を課すところが最も多く、国立大80校の369学部(934%)、公立大57校の109学部(606%)に上りました。個別学力検査では、国立大は2教科を課すところが最も多く、59校の174学部(441%)、公立では1教科を課すところが最多で、36校の70学部(389%)あります。
アドミッション・オフィス(AO)入試をするのは、75校190学部(330%)で、推薦入試を実施するのは159校の448学部(779%)。新たにAO入試、推薦入試を実施する大学学部は次の通り。
【AO入試】弘前大(教育)、宇都宮大(地域デザイン科)、東京工業大(物質理工学院、工学院、環境・社会理工学院、情報理工学院、生命理工学院)、電気通信大(情報理工学域・夜)、静岡大(農)、京都大(総合人間、文、教育、経済、理、医、薬、農)、島根大(法文、生物資源科)、愛媛大(社会共創)、高知大(人文社会科、農林海洋科)、佐賀大(芸術地域デザイン)、宮崎大(教育)、福岡女子大(国際文理)、長崎県立大(国際社会)
【推薦入試】弘前大(人文社会科)、東京大(文化1類、文化2類、文化3類、理科1類、理科2類、理科3類)、東京外国語大(国際社会)、東京工業大(理学院、情報理工学院)、電気通信大(情報理工学域・昼間)、福井大(国際地域)、信州大(経法)、京都大(医、工)、
神戸大(国際文化)、徳島大(理工・昼間、理工・夜間主、生物資源産業)、高知大(人文社会科、農林海洋科)、佐賀大(芸術地域デザイン)、大分大(福祉健康科)、宮崎大(地域資源創成)、長崎県立大(経営、地域創造、国際社会、情報システム)