外国人旅行者の増加やオリンピックの開催なども控え、医療現場においても外国人患者に対応できる看護師の育成が求められている。こうした状況の中、横浜市立大学医学部看護学科では、グローバル社会で活躍する看護師を育成することを目的に、2018年1月19日、外国人を模擬患者とした看護演習「実用的看護英語 Class」を実施した。
演習では、医学部看護学科の1年次生(約100名)が白衣を着用し、「実用的看護英語 Class」を実施。外国人模擬患者を相手に1人あたり約10分間、挨拶や自己紹介、バイタルサイン(体温、脈、血圧)測定など、医療現場におけるコミュニケーションをすべて英語で行う。演習後は、外国人模擬患者が、学生に対してフィードバックをもらい、スキルアップを目指す。
横浜市立大学は、国際都市ヨコハマに設置される公立大学として、英語教育や活発な国際交流が特徴。看護学科においても、海外でのフィールドワークを積極的に取り入れたり、進級要件に一定の英語力を求めるなど、グローバル社会で活躍できる看護師の育成を目指している。