文部科学省は、2017年3月に国立の教員養成大学・学部の教員養成課程を卒業した者及び教職大学院を修了した者の2017年9月末現在の就職状況を取りまとめ、その調査結果を公表した。
小・中・高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)44大学・学部における、2017年3月卒業者の教員就職者は6,414人(2017年9月30日現在)。教員就職率は、59.3.%で2016年に比べ0.4ポイント増加した。
教員就職率が高い大学 (卒業者から進学者及び保育士を除く) は、鳴門教育大学92.1%、大分大学85.2%、兵庫教育大学 83.4%、上越教育大学80.3%、金沢大学78.9%だった。また、教員就職者数の多い大学は、愛知教育大学453人、北海道教育大学403人、東京学芸大学401人、福岡教育大学355人、大阪教育大学327人だった。
教職大学院27校(国立21校、私立6校)における、2017年3月修了者(現職教員学生を除く)の教員就職者は408人。教員就職率は91.7%で2016年に比べ1.4ポイント増加。教職大学院は53校あり、今回の調査は設置後2年(完成年度)を経過している教職大学院27校について取りまとめた。
※「教員就職者」とは、正規採用もしくは臨時的任用で、国公私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小、中、義務教育、高等、中等教育、特別支援学校の教員(養護教諭及び栄養教諭を含む)として就職した者の数。