東洋学園大学は、2023年度の公開講座(リベラルアーツ)を本郷キャンパスとオンライン(Zoomウェビナー)のハイブリッド形式で開催する。社会人など誰でも無料で受講できる。
もともとギリシャ・ローマ時代の「自由7科(文法・修辞・弁証・算術・幾何・天文・音楽)」が起源といわれている「リベラルアーツ」。人間を自由にする技という意味で、その時代に自由人として生きるために必要な学問がこの「自由7科」だった。現代では、「リベラルアーツ」は学問領域にとらわれない、幅広い教養を指し、東洋学園大学の行う公開講座は、社会人としての知識や人脈を広げ、人生を豊かにする教養を深める機会となることを目指している。
2023年度の公開講座は5月13日から8月5日までの全7回。講座のテーマは、ニーチェ、ジェンダー問題、抹茶茶碗、流星群など幅広い。受講希望者は、以下の「公開講座申込フォーム」より事前に申し込む必要がある。締切日は各回の前日まで。対面講座とオンライン講座を各回自由に選択できる。天候不順や講演者の都合により急遽オンラインのみの講座配信になる場合もあるため、ホームページにて最新情報を確認のこと。
<2023年度東洋学園公開講座プログラム>
5月13日(土)「オックスフォードからみた世界ーポストコロナとウクライナ」
講師:東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部 井上 実佳教授
5月20日(土)「抹茶茶碗のうんちく:歴史性・科学性」
講師:東洋英和女学院大学人間科学部 岡本 浩一教授・裏千家淡交会巡回講師・裏千家学園茶道専門学校理事
5月27日(土)「大変革の時代にどう立ち向かうのか?~ポンコツな日本型組織の課題と変革~」
講師:一般社団法人官民共創未来コンソーシアム 箕浦 龍一理事
6月3日(土)「幻の流星群を追って」
講師:国立天文台 渡部 潤一上席教授(特任)
7月1日(土)「次世代にどんな社会を手渡すか-ジェンダー平等の明日」 ※オンラインのみ
講師:東京大学 上野 千鶴子名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長
7月22日(土)「ニーチェ『悲劇の誕生』を読む」
講師:東洋学園大学人間科学部 飯田 明日美准教授
8月5日 (土)「アビリティー(ability、能力)について考える:学歴間賃金格差と大学教育」
講師:東洋学園大学現代経営学部長・田中 巌教授
※講師の肩書は2023年4月1日時点のもの。