千葉大学のアメリカの4大学と連携した事業「COILを使用した日米ユニーク・プログラム」が、2018年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業~米国等との大学間交流形成支援~」に採択された。
「大学の世界展開力強化事業」は、グローバル人材の育成、大学教育のグローバル展開力などを強化するため、日本人学生の海外留学と外国人学生を受入れる国際教育連携の取組みを支援する事業。2018年度は、アメリカとの大学間でCOIL型教育(=オンラインを活用した国際的な双方向の教育手法)を使用し、単位認定などの質の保証を伴う先導的な国際教育プログラムなどを開発する大学を支援する。
今回、「大学の世界展開力強化事業」に採択された千葉大学の「COILを使用した日米ユニーク・プログラム」は、米国の4つの大学と連携し、各大学から3プログラム、計12のプログラムが千葉大学に提供される。提供されるプログラムの中には、シンシナティ大学と地元企業のP&Gが強力に連携した化粧品学などがある。千葉大学も国立大学で唯一の国際教養学部、看護学部、園芸学部から日本独自の12のプログラムを提供。例えば、国際教養学部からは、能・狂言などの古典芸能の授業、看護学部からは災害看護、園芸学部からは植物工場など千葉大学でしか学べないプログラムが用意されている。これら合計24のプログラムは5年間で設置し、終了後も継続的に実施していく。
また、千葉大学では、新大学院を事業期間中に設置(構想中)し、国内だけでなく、外国の学生も含め、未来の雇用(仕事)を創造することができる人材を育成する予定。
参考:【千葉大学】 米国の4大学とCOILを利用した科目で連携 新たな学びを実現し、専攻を自ら創造できる人材育成へ(PDF)