龍谷大学は、2018年10月13日から全8日程で日本の刑事司法制度などを学ぶ全回英語の講座を開催する。
「犯罪学」(英:Criminology)とは、犯罪にかかわる事項を科学的に解明し、犯罪対策に資することを目的とする学問。現在、欧米諸国の総合大学では「犯罪学部」として学問・研究分野が確立されている。そんな中、統計的にも世界の中で最も犯罪の認知件数が少なく、安心・安全とされる日本社会における犯罪をとりまく司法制度や刑事政策は、世界からも注目を集めている。
龍谷大学では、犯罪現象を人間科学、社会科学、自然科学の観点から明らかにし、対人支援に基づく合理的な犯罪対策を構築しようと2016年6月、犯罪学研究センターを発足。同年11月に文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」にも採択された。以来、センターの取組みを通し、犯罪予防と対人支援を基軸とする“龍谷・犯罪学”を構築し、国内はもとより広く世界にアピールしていくことを目標としている。
今回、犯罪学研究センターは、現在までの研究成果を踏まえ、2018年10月13日から8日程(全15コマ)にわたって英語での講座を実施する。新たなグローバル・スタンダードとしての「龍谷・犯罪学」を目指し、全回英語を使用する。参加費は無料で、単発での受講や一般の受講も可能。参加希望者は龍谷大学のHPから事前申込みが必要。