埼玉工業大学は埼玉県越生町の清和学園高校と高大連携協定を結んだ。今後、マイスター・ハイスクール事業と連携し、自動運転やDX(デジタルトランスフォーメーション)を担う人材育成を支援する。
埼玉工業大学によると、清和学園高校は自動車科、調理科、普通科を持つ通信制高校で、越生町やNTT東日本と連携して2023年度、全国の私立高校で初めて文部科学省のマイスター・ハイスクール事業(次世代地域産業人材育成刷新事業)の指定校に選ばれた。
マイスター・ハイスクール事業は、専門高校等と産業界が一体となって地域の持続的な成長を牽引する最先端の職業人材を育成し、その成果モデルを示すことで全国各地で地域特性を踏まえた取組を加速化させることを目的に2021年度から始まった。清和学園高校では自動車科・調理科の生徒らが高齢化に伴う農業人口減少に対する課題解決や特産物の新商品開発、6次産業化等の地域の課題へ取り組んでいる。
自動運転技術の研究、開発を進める埼玉工業大学はマイスター・ハイスクール事業のミッションとなるコネクテッドカー(インターネットに接続された車)最新技術、車産業の動向を教えるために協定を結んだ。
ミッションには車関係だけでなく、ICT(情報通信技術)を利用した地域創成や最新デジタル技術も入っており、埼玉工業大学がこれらを網羅するデジタル人材育成に協力する。
参考:【埼玉工業大学】埼玉工業大学、清和学園高等学校と高大連携協定を締結 マイスター・ハイスクール事業と連携し自動運転や DX 教育を支援(PDF)