2023年3月大学等卒業者の4月1日現在の就職状況は、大卒就職率97.3%(文部科学省、厚生労働省発表)と3年ぶりに改善し、売り手市場が強まっています。このような売り手市場の中で、学生はどのような就職先を探しているのでしょうか。
株式会社リクルート就職みらい研究所から、2024年卒の「働きたい組織の特徴」についてアンケートが発表されています。
働きたい組織は、「安定し、確実な事業成長を目指している」「会社のもつノウハウや型を学ぶことで成長する」「どこの会社に行ってもある程度通用するような汎用的な能力が身につくこと」「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」と考えている学生の割合が高い結果が出ています。
このような学生の中で、大学はどのようなキャリア支援を行っているのでしょうか。早期からの学生のキャリア形成、手厚い就職支援、企業と連携した学びの展開など、変わってきている私立大学のキャリア教育と就職支援の取組みついて紹介していきたいと思います。
■金沢工業大学
金沢工業大学~プロジェクトデザイン教育を柱に就職率トップを堅持。「コーオプ教育」により企業の一員としてさらに実践力を磨く
■京都産業大学
京都産業大学~学生一人ひとりの個性とタイミングにあわせた柔軟な就職支援を提し、自ら考え行動する人材を社会へ送り出す
■関西大学
1年次からの「キャリア形成科目群」の新設で、より充実した専門教育と学生の将来設計をサポート~関西大学