「地球共生系~人と動物と環境の共生をめざして~」の教育理念に基づきSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む麻布大学の生命・環境科学部 環境科学科が、「第20回エコプロ2018~SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」に出展した。
エコプロは企業や行政・自治体、NPO、環境教育を目的とした学生から一般消費者まで、環境をキーワードに様々なステークホルダーが集う大規模な展示会。第20回目の開催となる今回は、2018年12月6日から3日間、東京ビックサイトに16万2000人を超える来場者を集めた。
今回、麻布大学は〝SDGsレンズで地域を見る 麻布大学環境科学科の「地球共生系×SDGs」″をテーマに出展。「親と子の自然環境セミナー2018」「SDGsの自分事化」「水源地×SDGs」「まち美化アダプト×SDGs」といったプロジェクト学習を紹介した。
エコプロ初日、SDGs未来都市及びSDGsモデル事業に取り組む神奈川県のいのち・SDGs担当の山口健太郎理事が麻布大学環境科学科ブースを訪問。SDGsおでんやSDGsレンズといった、SDGsの自分事化ツールについて意見交換を行った。
また最終日にはまち美化アダプトの学生チームが駆け付け、説明に加わった。
麻布大学は2016年3月の環境カフェあざぶ「SDGs×麻布大学環境科学科―水と衛生について語り合う」の開催を皮切りにSDGsへの取組を推進してきた。現在では「地球共生論」を全学必修科目に、「地球環境科学」でも環境科学科必修科目としてSDGsを学んでいる。またプロジェクト学習として「親と子の自然環境セミナー」や「まち美化アダプト」、「学生と共に学ぶSDGsワークショップ」等を実践。相模原市緑区青根の休耕地を復活させた水田を拠点とした「あざおね社中」の活動は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が編集した『持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた産学官NGO等の取組事例』にも掲載された。