2019年2月14日、金沢星稜大学の経済学部と人間科学部の学生グループ「けさけさ」が訪日外国人観光客向けの日本酒ワークショップを開催。石川県を代表する日本酒「手取川」をポーランド、台湾、カナダ、ドイツからの観光客7名にふるまった。
この活動は、大学コンソーシアム石川の「平成30年度 学生による海外誘客チャレンジ事業」の一つとして実施された。学生のアイデアや自由な発想で県内の海外誘客活動を行い、その過程でグローバルに活躍できる力と地域活性の両方の力を養うことを目的として展開している。
学生グループ「けさけさ」のメンバー4名は、今回のワークショップは2018年秋から準備を重ねてきた。日本酒の歴史や製造方法の調査、石川県内の酒蔵を複数見学などを通じて、英語で日本酒の魅力を伝える工夫を重ね、2019年1月のプレワークショップを行ったうえで今回の本番を迎えた。
石川県を代表する日本酒の一つである「手取川」の蔵元「株式会社吉田酒造店」と外国人観光客にも高い人気を誇る「HATCHi 金沢 -THE SHARE HOTELS-」の2社の協力を得て実現したワークショップは大成功をおさめた。
「プレワークショップの反省点や改善点を生かして、ペアリングや利き酒の動画を活用した結果、参加者から「ah-」など納得の声が上がった。笑顔が前回より増え、学生と参加者の距離が近いワークショップとなった」(経済学部経済学科 3年次 S·Kさん)、「ご協力いただいた吉田酒造さんの蔵人さんから、外国人と日本酒の話しがたくさんできて嬉しかった、ありがとうとの声をいただけた。ゲストの方だけではなく、酒造の方からもボジティブな感想を聞けて嬉しかった。また、以前から日本酒に対する興味はあったが、この活動を通してより日本酒を深く知りたいと思った」(経済学部経済学科 3年次 H·Sさん)など主催した学生たちも手ごたえを感じたようだった。