東海大学湘南キャンパスでは、2015年10月15日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国で留学生に対する奨学金活動を行うアブダビ国営石油会社、アブダビ教育評議会などの政府関係者の訪問を受けました。
この訪問は、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が、アラブ首長国連邦から日本への留学生数が欧米諸国と比較して少ない現状を受け、政府関係者に日本の高等教育機関の視察などを通じて留学先としての日本の魅力を伝えようと企画した日本招聘プログラムの一環として行われました。東海大学では、アラブ首長国連邦出身の留学生を多数受け入れているほか、アブダビ首長国にある石油資源大学とのソーラーカー開発に関する共同研究を行うなど親しい関係を築いていることから、訪問先として選ばれました。
アブダビ首長国の訪問団は、山田清志学長から東海大学の留学生数や出身国、教育システムについての説明を受けた後、エジプト出身のアブドーラ・アルモーメン准教授(国際教育センター)らの案内でキャンパス内にあるイスラム教徒の留学生が使用するお祈り用の部屋や日本語の授業が行われている教室のほか、学生たちが分野を超えて技術交流をしながら“ものつくり”を行うチャレンジセンターのものつくり館などを視察しました。また、アルモーメン准教授や日本語研修課程で学ぶ留学生との懇談会も実施され、留学生の受け入れ先としての大学の機能や学習環境について熱心に意見交換しました。