官民協働で取り組む留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の第1回成果報告会が、東京都江東区の芝浦工業大学豊洲キャンパスで開かれました。派遣学生が留学成果についてプレゼンテーションし、その内容を支援企業の関係者らが審査した結果、千葉大学の安谷屋樹さんが最優秀賞に選ばれ、馳浩文部科学大臣から表彰されました。
日本学生支援機構によると、この制度は政府の日本再興戦略に基づき、日本人学生の海外留学を倍増させるために設けられた制度で、2014年にスタートしました。理系および複合・融合系人材、新興国、世界トップレベル大学、多様性人材、地域人材、高校生の6コースがあり、返済不要の奨学金に加え、渡航費、授業料を援助。学位取得のためだけでなく、ボランティア、フィールドワーク、インターンシップなどさまざまな活動を支援してきました。
2020年までに民間から200億円の寄付を集め、1万人の高校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院の日本人学生を、派遣留学生として海外へ送り出すことを目標にしています。2015年募集の第4期生からは渡航経験が少ない学生向けの短期留学や支援基準額を上回る家計収入のある学生も対象に加えました。