静岡理工科大学の機械工学科の十朱寧教授と野内忠則准教授は、自動車工学などの国際会議「ICMAEE」で、「Distinguished Oral Paper Award」を受賞した。
2019年で3回目を迎えた国際会議ICMAEEは、自動車工学、メカトロニクス、環境工学を対象とした学会で、毎年開催されている。今回は、台湾、日本、中国、タイ、インドなどから大学教員、研究者、大学院生約110名が参加し、口頭発表、ポスター発表および基調講演など全78件が行われ、静岡理工科大学からは機械工学科の2件が「Distinguished Oral Paper Award」を受賞した。
受賞した十朱寧教授の発表『BDF Synthesis Based on Solid Catalyst with Ultrasonic Irradiation』は、ディーゼルエンジンやジェットエンジン用燃料の代替燃料として注目が高まるバイオディーゼル燃料Bio-Diesel Fuel:BDF)について、塩基性ゼオライトを用いる超音波BDF合成法の提案と検証を行った。
野内(やない)忠則准教授の発表した『Applicability of 100% Bio n-Butanol to a DI CI Engine』では、100% n-Butanolをディーゼルエンジンで主流となっているコモンレール式高圧燃料噴射装置に適用するための要件と、ディーゼルエンジンに適用した際の燃焼、熱効率および排気特性を明らかにした。
参考:【静岡理工科大学】機械工学科 国際会議ICMAEE 2019 Distinguished Oral Paper Awardを受賞