千葉工業大学では、2015年10月から、高校生を対象とした、ロケットの設計から打ち上げまで全てを自分たちの手で体験する「ロケットガール&ボーイ養成講座2015」を開催しています。
高校生たちが製作するのは、全長約2m、重量約10kg、飛翔高度約350mの“ハイブリッドロケット”です。ハイブリッドロケットとは、火薬などは使わず、液体もしくは気体の酸化剤と固体の燃料を組み合わせて推進剤とするロケットで、比較的安全性が高く、大きな推力を得られることから、大学などのロケット実験でも多く使用されています。ハイブリッドロケットの打ち上げは、数百mもの高度に達し、迫力がある分危険も伴いますが、高校生たちにとって、安全に対する意識を学ぶ機会にもなります。
講座の今後のスケジュールは、2015年12月25日~27日に、千葉工業大学の御宿研修センターで製作合宿、2016年1月9日~11日に御宿研修センターで燃焼実験および製作合宿、2016年2月14日に、津田沼キャンパスでミーティングと報告会、そして、2016年3月19日~21日に、伊豆大島実験フィールドで高校生たちが製作したハイブリッドロケットを打ち上げる予定です。