関西学院大学は、協定を結んだ海外の大学、機関への留学者数が2018年度に国内大学で最も多かったことを明らかにした。日本学生支援機構の調査で分かったもので、2023年度の達成目標を5年早く実現している。
日本学生支援機構の調査では、日本人学生の海外留学生数は早稲田大学の3,033人をトップに、京都大学の2,312人、東洋大学の2,223人、立命館大学の2,205人と続き、関西学院大学は2,017人で5位に入った。しかし、このうちの協定などに基づく日本人学生の派遣数では、関西学院大学が1,833人でトップに立ち、以下関西外国語大学の1,659人、早稲田大学の1,656人、立命館大学の1,548人、芝浦工業大学の1,364人と続く。
関西学院大学は2014年度に文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択された「グローバル・アカデミック・ポート事業」で海外協定大学への学生派遣数日本一になることを最重要目標に掲げ、各学部、大学院研究科が海外の協定大学、機関への留学プログラムを開発、事業の最終年度に当たる2023年度の目標達成を目指してきた。
4月現在で協定を結んでいる海外の大学、機関の数は、世界53の国と地域にある271校、4機関。新型コロナウイルスの感染拡大で留学を見合わせる状態が続いているが、関西学院大学は感染の終息に備え、より充実した留学プログラムを提供する準備を進めている。