英国の高等教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」がまとめた2021年の世界大学ランキングで、東京大学と京都大学がトップ100入りした。東京大学は前年と同じ36位タイ、京都大学は前年より11ランク上げ、54位となっている。
THEによると、世界大学ランキングは教育、研究、被引用論文、国際性、産業界からの収入の5分野で13の指標を出してスコアを算出、順位を決めている。世界のトップ10は英国のオックスフォード大学が5年連続でトップとなり、2位にスタンフォード大学、3位にハーバード大学、4位にカリフォルニア工科大学、5位にマサチューセッツ工科大学と米国勢が続いた。6位は英国のケンブリッジ大学、7~10位は米国勢が占め、カリフォルニア大学バークレー校、イエール大学、プリンストン大学、シカゴ大学の順に並ぶ。
アジアの大学は中国の精華大学が初のトップ20入りしたほか、インドの大学が初めてランクインした141校のうち14校を占めるなど大きく躍進した。トップ100に入ったアジアの大学は過去最多の16校。うち、13校は前年より順位を上げるか、維持している。
日本の大学は米国の181校に続く116校がランクインした。東京大学、京都大学に続くのは、201~250位の東北大学、301~350位の東京工業大学、351~400位の名古屋大学、産業医科大学、大阪大学。ただ、トップ200には2校しか入らず、米国の59校、英国の29校、ドイツの21校に大きく水を開けられている。
参考:【THE世界大学ランキング日本版】THE世界大学ランキング2021―東大は36位維持、京大は11ランク上げて54位