金沢工業大学(石川県野々市市)では2016年3月18日~20日まで、「近未来の小学校を創造せよ!」をテーマに、産学連携による独創的なシステム開発コンテスト「KITハッカソン」を金沢市立四十万小学校と同大学扇が丘キャンパスで開催しました。
「ハッカソン」とはプログラミングを意味する「ハッキング」と「マラソン」を組み合わせた造語で、ソフトウェア開発分野のプログラマなどが、チームをつくり数日間という短期間で斬新なアプリを作成するコンテスト。同大学ではICT(情報通信技術)・RT(ロボット技術)を研究領域とする教職員の有志によって発足し、産学連携プロジェクトや共同研究などへの発展を視野に開催。近年このようなイベントは首都圏を中心に多く開催されていますが、地方の大学で複数の企業が参加するハッカソンは珍しいと言われています。
4回目の開催となる今回は、“地域とともにある学校づくり”を推進する仕組みを考える「近未来の小学校を創造せよ!」をテーマに、学生・協力企業・教員等50名以上が参加。協力企業としては、株式会社構造計画研究所、さくらインターネット株式会など6社が参画し、プロダクトやサービス、サポート、技術情報を提供しました。
参加者は、四十万小学校校長、地域ボランティア代表等からの基調講演とパネルディスカッションを聴講した後、その内容を踏まえてアイデアを出し合ってシステム開発に取り組み、最終日の審査会で発表。
同コンテストは2014年にスタートし、過去には「地方都市イノベーションを創出 消滅する地方都市を救え!」、北陸新幹線開業に際して「シンカンセン・カイツウ・ソシテ」、「近未来マイナンバーとIoT(Internet of Things)によって社会はこう変わる!」というテーマで開催されています。