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2015年大学志願度調査 増税の影響で国公立志向か - 大学ジャーナルオンライン

 リクルート進学総研が行った高校生対象の大学ブランドランキング「進学ブランド力調査2015」の調査結果が発表されました。

 同調査は、高校生の大学選びの動向を明らかにすることを目的に2008年から実施され、今回で8回目となります。調査対象は、関東エリア、関西エリア、東海エリアの高校に通う2016年3月卒業予定の高校3年生7万4,000名で、大学に対する「志願度」、「知名度」、「イメージ」を機能価値・感性価値に分類した50項目で調査しました。

2015年大学志願度調査 増税の影響で国公立志向か 調査の結果、「志願したい大学」では、関東エリア1位は7年連続で明治大学、2位は早稲田大学、関西エリアは8年連続で1位関西大学、2位は近畿大学、東海エリアは、1位名城大学、2位は名古屋大学という結果になりました。関東では8年間を通じて私立志向が根強く、一方、関西は2013年に私立志向になったものの、2014年、2015年と国公立志向へと転換、東海では地元志向が強く、最も国公立志向が高いことがわかりました。この結果をうけ、リクルート進学総研所長小林浩氏は「2014年4月の消費増税の影響もあり、関西・東海では再び国公立が高まった。大学生の7割以上が私立大学に進学している現状では、景気の状況が進路選択に大きな影響を与えるとわかる」との見解を示しました。

 また、大学の差別化のポイントでもある「教育方針・カリキュラムが魅力的なイメージのある大学」は、関東、東海エリアはともに1位東京大学(関東17.3%、東海16.7%)関西エリアは京都大学(17.2%)と回答があったものの、上位の大学でもイメージに該当すると回答した割合が2割を超えていないことから、各大学が力を入れている教育内容が高校生には伝わっていないことがわかりました。

※「進学ブランド力調査2015」の詳しい調査結果はリクルート進学総研HPに掲載されています。

出典:【リクルート進学総研】明治大学が7年連続で1位~関東のみ私立志向強く、東海・関西エリアは国公立志向高まる~(PDF)

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