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文化庁と工学院大学「熊本地震・文化財ドクター派遣事業中間報告会」開催 - 大学ジャーナルオンライン

 2016年7月22日、文化庁は、「熊本地震・文化財ドクター派遣事業中間報告会」を工学院大学との共催で開催する。

 2016年4月に発災した「平成28年熊本地震」では多くの文化財建造物も被災したため、文化庁では、熊本地震被災文化財建造物復旧支援事業(文化財ドクター派遣事業)に基づく被災状況調査を実施している。

 今回開催される報告会では、熊本地震から3か月後における被害状況の中間報告と、あわせて被災建造物を守り復興させることの説明、国や県などの関連機関に向けた復興のための提言を発表する。

 報告会のテーマは、「被災文化財の再生のために」。報告会での趣旨説明および提言発表は、歴史的な建物を残す技術や制度の研究者である復旧委員会の後藤治会長(工学院大学建築学部建築デザイン学科教授)が担当する。

 防災減災に関する教育・研究に力を入れている工学院大学では、2011年の東日本大震災で、被災写真を復元する「あなたの思い出まもり隊」活動を、2016年の熊本地震では、被災地でのプライバシーを守るダンボールシェルターの開発・搬入を行うなど、復旧支援に積極的に協力している。

 会場は工学院大学新宿キャンバス3階 アーバンテックホール。時間は17:00~20:00。入場無料。

参考:【工学院大学】「熊本地震・文化財ドクター派遣事業中間報告会」を工学院大学との共催で7月 22 日に開催

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